Heinz Postler

脈々と受け継がれる彫刻一家

ハインツ・ポストラー

ポストラー家の歴史は、今から160年以上前の1857年に、ハインツ・ポストラー氏の曽祖父にあたる初代が、イーダー・オーバーシュタインで宝石研磨を始めたことに遡ります。その後、ハインツ・ポストラー氏の祖父と父はダイヤモンド研磨師として生計を立て、その3代続く研磨師の家系に生まれたのがハインツ・ポストラー氏です。

近代イーダー・オーバーシュタインの研磨の中心にいた一家に生まれたハインツ・ポストラー氏は、研磨だけではなく彫刻技術も学ぶことで、世界各地から集まる素晴らしい原石を用いた作品作りを始めます。ポストラー工房の躍動感ある小動物の彫刻やカメオは定評があり、世界中にファンがいます。馬と猫は日本でも特に人気のあるモチーフです。ポストラー工房の作品の特徴の一つは、素材となる原石を限定することなく、様々な素材を取り入れた彫刻をすることでしょう。石を触り眺めていると色々なアイディアが溢れてくるという彼らの工房には、確かにいつ訪れても彫刻途中の大小様々な原石が並んでいます。

また、ハインツ・ポストラー氏は数多くの彫刻家を輩出しました。彼に師事し彫刻を学んだ多くの彫刻家達が今も数多く活躍しています。

略歴

1942年 イーダー・オーバーシュタイン近郊で生まれる
1957年 現代ストーンカメオ界の巨匠、リチャード・ハーンに師事
1968年 マイスター取得。自らの工房を設立
2016年 工房運営を息子のマティアス・ポストラーに譲る
現在は、イーダー・オーバーシュタイン近郊で採掘された縞メノウを素材として、カメオ彫刻を行っている

Contents

宝石彫刻の街イーダー・オーバーシュタイン

Idar-Oberstein

宝石彫刻の街
宝石彫刻の街イーダー・オーバーシュタイン

Engraver

カメオの彫刻家
宝石彫刻の街イーダー・オーバーシュタイン

Works

作品のご案内
宝石彫刻の街イーダー・オーバーシュタイン

Contact

お問い合わせ