Andreas Roth

ロート工房の現当主

大きな原石を見せてくれるアンドレアス氏

大きな原石を見せてくれるアンドレアス・ロート氏

カメオ彫刻家ハンス・ディーター・ロート氏を父に持ち、現在はカメオや宝石彫刻を作るマイスター彫刻家です。2008年に父より工房の運営を任され、ロート工房の当主として彫刻に取り組んでいます。
1989年から1993年まで父ハンス氏のもとで彫刻を学び、1993年にはドイツ政府青年職人実技競技会のカメオ彫刻部門において優勝をおさめました。カメオ彫刻家を目指す若者が少なくなる中で、カメオ彫刻技術の伝統を継承するため、自ら彫刻の道を選びました。
1999年にマイスター試験に合格した後、父ハンス・ディーター・ロート氏との共同制作に取り組み、父の類まれな技術を習得していきました。2003年に完成させた28枚の巨大なカメオ作品からなる「Shakespeare in Stone(シェイクスピア戯曲)」シリーズでは、父ハンス氏の右腕としてプロジェクトに取り組みました。この5年間のプロジェクトを通して、モチーフの選定、材料選び、原石の下準備、彫刻、仕上げとすべての工程を体系的に経験することができました。
2012年には縞メノウの両面に彫刻されている世界最大サイズのカメオである「ファウスト」を発表し注目を集めました。ロート工房の作品は特にアメリカのファンが多く、有名なコレクターのコレクションにも収蔵されています。近年では小動物などの立体彫刻にも取り組んでいま。

略歴

1973年 イーダー・オーバーシュタイン市に生まれる
1989年 父ハンス・ディーター・ロート氏に師事する
1993年 ドイツ政府青年職人実技競技会のカメオ彫刻部門において優勝
1999年 宝石彫刻マイスター取得、ロート工房の彫刻家として作品制作を開始
2008年 父ハンス・ディーター・ロート氏よりロート工房の当主を引き継ぐ
国内外の数多くの展示会へ作品出展

アンドレアス・ロート氏の主な作品

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「ウィリアム・シェイクスピアへのオマージュ」直径25センチを超える大きな器状作品(茶-白-茶色の3層メノウカメオ)

「ウィリアム・シェイクスピアへのオマージュ」
直径25センチを超える大きな器状作品(茶-白-茶色の3層メノウカメオ)

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宝石彫刻の街イーダー・オーバーシュタイン

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